橙side ページ31
久々のオフ日。
亮ちゃんは俺の家におる。
「めずらしいな、丸からの誘いとか」
「ん？ちょっと亮ちゃんに会いたくなってん」
「な、何言ってんの…/////」
可愛く照れちゃって。
俺らは所詮“偽”カップルやねんから。
そういう思わせぶりやめて欲しいわ。
でも、そんなん言ったらまた亮ちゃんを困らせてしまう。
あの時みたいに。
あの時、俺は後輩から聞いてしまってん。
亮ちゃんが酔った時にキスした“相手”のこと。
＊＊＊＊＊＊＊＊
「丸山くん！今日はありがとうございました！」
「全然ええよ〜♪」
「あ、あとですね、錦戸くんと渋谷くんに“この前はありがとうございました”って伝えといてくれませんか？」
「ん？亮ちゃんと渋やん？」
「はい！二ヶ月くらい前に錦戸くんと僕らで飲んでたんです。その時、渋谷くんも途中で来ましてね。その時のお礼が出来てなくて…」
「亮ちゃん、飲み潰れたんちゃう？」
「は、はい…苦笑」
後輩ちゃんはちょっと苦笑いしながら言った。
ってか渋やんと亮ちゃんが飲みに行ったとか知らんかったわ…。
まぁ二ヶ月も前やったらグループ内恋愛も禁止やもんな。
「にしても、関ジャニさんはみんな仲がいいんですね」
「えっ？そう？」
「はい！錦戸くん、すごい笑顔であの時渋谷くんにキスしてまでしてましたよ？あれから渋谷くんは恥ずかしそうに先に帰りましたが苦笑」
「えっ…？」
「あ、この事渋谷くんに口封じされてるんだった…！と、とにかくお礼伝えといてください！お疲れ様です！！」
＊＊＊＊＊＊＊＊
わかってるよ？
亮ちゃんが酔ってたことも。
やけど、それでもムカムカするやん。
あの時の俺にキスしたのも酔った勢いやって。
わかってたけど…。
それでも虚しい気持ちは消えへんかった。
「丸？」
「えっ？あっ、ん？なに？」
「いや…。ボーッとしてるから………」
「んふふ、ごめんごめん。ちょっと考えごと」
「………そか」
亮ちゃんはそう言うとお酒を飲んだ。
飲みすぎんように見とかないとな。
「丸…」
「ん？」
「あの時は………ごめん」
「えっ…？」
「いや……丸の気持ち全くわかってなかったから。深入りして欲しくない時とか誰だってあるよな。やのに俺、なんか声荒らげてしまったし……。丸のプライベートに俺なんか関係ないのにな…………」
亮ちゃんはそう言うと苦笑いした。
俺はその言葉になんか胸に刺さった。
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綿雨(プロフ) - 凄い続きが気になります！更新楽しみに待ってます！頑張ってください！！ (2017年3月17日 9時) (
レス) id: 98e8188666 (このIDを非表示/違反報告)
しょぼまるたー - はじめまして！1から読ませていただいてます(^^)ひなまるさんの作品はエイトのみんなの中の感情をうまく出せないムズきゅん感が大好きです(^ー^)続き楽しみにしてます！更新頑張ってください(*´-`) (2017年2月9日 19時) (レス) id: 20f0fb4a9c (このIDを非表示/違反報告)
かげぷろ好きな人 - 遅くなりましたが、続編おめでとうございます！！これからもこの作品を見るのを楽しみにしています！！！更新頑張ってください！！！ (2017年2月9日 17時) (レス) id: 310bcbc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなまる | 作成日時：2017年2月8日 0時
