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「おい、あれみろよ。すっげー美女」
「新しい先生じゃね?」
「スタイル良すぎだろ!」
「隣の男誰?」
敷地内に入ると多くの生徒とすれ違う。
本を読む生徒、男女で歩く生徒、サッカーをする生徒。それぞれが高校生活を謳歌しているようで自分の高専時代を思い出す。
伏「ここ、死体でも埋まってんすかね。」
訝しげな顔で呟く恵君を見て周囲を見渡す。
至る所に呪霊がいる。どれも2級にも満たないがこの数はさすがに問題がある。
『学校は負の感情が溜まりやすいとはいえ、この数は異常ですね……。やはり特級呪物はここにあります。』
伏「どこにあってもおかしくないですからね……」
恵君の意見に共感しつつグラウンドに目を向けると何やら騒がしい様子だったので足を止める。
伏「どうかしましたか?」
『いえ、……あの子。』
庵Aの目線の先にはピンクの髪をした体格のいい少年が砲丸をもって立っていた。
大きく振りかぶりピッチャー投げで砲丸を投げる少年を見て思わず目を見開く。
『凄いですね……。』
伏「呪力なしであの力……禪院先輩と同じタイプですね。」
見ている場合ではなかったと意識を戻すと、先程の少年がこちらへ走ってきた。
『ッッッ!!!』
伏「おい、オマエ!って速すぎんだろ!」
「あいつ50メートル3秒台で走るらしいぞ」
「すげぇな」
伏「Aさん、追いかけましょう」
『ええ。』
先程の少年から感じた呪力は間違いなく特級呪物のそれであった。
呪物を回収する為、私たちは後を追った。
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Men(プロフ) - 夢華さん» コメントありがとうございます。こんな形で終わらせてしまって本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次の作品は予め話の内容を考えておくので見てくださると嬉しいです! (2021年3月21日 5時) (レス) id: 9d36de4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
夢華 - コメント失礼します!お疲れ様です。次も応戦してます! (2021年3月20日 13時) (レス) id: 0d2e1cb2c9 (このIDを非表示/違反報告)
Men(プロフ) - さゆうさん» 暖かいお言葉、ありがとうございます。身勝手な判断だとは思いますが、そのように言っていただけて本当にうれしいです。 (2021年3月20日 0時) (レス) id: 9d36de4dc7 (このIDを非表示/違反報告)
さゆう - めんさん、今まで楽しい作品をありがとうございました。短編集の方も楽しみに待ってます。ずっとファンです (2021年3月19日 18時) (レス) id: 2047738501 (このIDを非表示/違反報告)
さゆう - お知らせ見ました。大変そうですが、焦らず頑張ってください!四月の更新楽しみに待ってます (2021年3月7日 18時) (レス) id: 2047738501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めん | 作成日時:2021年2月23日 21時