五条悟は庵ちゃんが気に入らない

庵歌姫の心配事 ページ4

時を遡ること3日前


歌「A、五条悟にだけは気をつけなさい。」


高専に送る荷物をダンボールにつめていると姉様が急にそんなことを言い出した。


『五条悟ですか？どちら様でしょう……』


歌「あんたがこれから入学するとこにいるクズよ。Aの一個うえ」


『先輩でしたか…。なぜ気をつけなければならないのですか？』


歌「クズだからよ。」


『相当嫌っているのですね。』


歌「A、私は心配なのよ。五条悟は私に会う度悪態を着くし、悪魔のような奴よ。あぁ、夏油にも気をつけなさい。」


『夏油さんも姉様の知り合いですか？』


歌「五条の同級生。どっちもクズよ。あったら逃げた方がいい。」



『実際に会ってみないと分かりませんので…一応肝に銘じておきますね』


歌「そうね、特徴的な見た目だからすぐ分かるわよ。」


『どんな方なんですか？』


歌「五条はサングラスしてて白髪。後でかい。世間一般に言うイケメンってやつよ、性格で全部台無しだけど！」


『なるほど、夏油さんは？』


歌「変な前髪。耳たぶ。」


『それだけですか？でも、お話で聞いた限りだとかなり個性の強い方なんですね。』



歌「なんかあったらすぐ連絡しなさい。」


『ご心配ありがとうございます。高専に着いたら必ず連絡しますね！』



＿＿＿Aは小さい頃から人間に対する危機感がない。

誰にでも平等に優しいから人から好かれやすいのはいい事だけどもう少し危機感を養って欲しいとも思う。

一応硝子には連絡を入れたし大丈夫だとは思いたいけどやっぱり五条達に合わせるのは心配だ。


何事もなければいいけど……

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