五条悟は庵ちゃんが気に入らない

苛立ち ページ11

side五条


五「歌姫の妹マジでムカつく。」


空になったいちごミルクのパックを握りつぶしポツリと言葉を零す。


家「お前が悪い。」


夏「ずいぶん機嫌が悪かったみたいだけど」


五「顔みた時から気に入らねーんだよ。あいつ」


家「Aも同じこと思ってるよ。」


夏「いい子だと思うんだけどなぁ。」



かれこれ1時間は庵糸華の悪口を言っている。


五(大体、実の姉をちょっと悪く言われたくらいで怒りすぎなんだよ。生理か)


家「何がそんなに気に入らなかったのさ」


五「傑に可愛いって言われて頬赤らめてるのが腹立つんだよ。大体、＿＿なんだよ？」


家「マジかよww」


夏「ｯｯww」


2人が目に涙を溜めて笑っている様子を見て何に対して笑っているのかと疑問を抱く。


家「それってつまり、傑とAが仲良さげなの見て嫉妬したってことでしょ？」


嫉妬？俺が？あいつに？


五「いやいや、ちげーよ。お世辞だって事にも気づかず喜んでんのが気に入らなかっただけで」


夏「そういう事にしておこう。」


五「あ？話聞けよ。俺がアイツを好きになることはない。あんな生意気な女完全にナシだわ。風俗嬢の方がマシだな。」


家「おもしれー女じゃん。あの五条悟を猿以下呼ばわりしたんだから笑」


五「あいつがB専なだけだろ。」


俺が猿以下？眼科行ってこい。


街で歩けばキャーキャー言われる俺を猿以下だなんてB専にも程があるだろ。


ダメだ。あいつのことを考えるとイラついてしょうがない。


「意味わかんねぇ。」


ポツリと零した言葉は誰かに拾われることなくどこかへ消えてった

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