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おいでませ呪術高専! ページ2

東京都渋谷区にて

「やあやあはじめまして。君が虎枝君?」

音もなく現れたのは季節外れな黒いネックウォーマーで口元を隠した女性。屈託なく笑う顔は成人女性とは思えぬ無邪気さだ。

「あ、鞠来てくれたんだ〜」

「なあ伏黒、この綺麗めな女の人誰?」

「猫巻鞠先生。高専の副担だよ」

「そして僕の彼女ね」

「マジで!?」

「嘘だよ信じないで」

虎枝が驚きの声を上げると同時に鞠が抗議する。その目は「またか…」と言っているようだ。

「いいじゃんこの際僕の彼女って事で」

「やだよ悟の彼女になったら命の危機倍増じゃん」

「否定はしない」

簡単な自己紹介を終え、もう一人の一年生を迎えに行く。

「あ、あの子じゃない?」

「俺たち今からアレに話かけんの?」

ちょっと恥ずかしいなあ、とぼやく彼(謎のサングラス)。人のこと言えないでしょ君。

「オメェもだよ」

恵ありがとう。

「おーい、こっちこっち」

モデルの勧誘に突っ掛かっていた彼女はこちらに来ると堂々と言い放った。

「釘崎野薔薇。喜べ男子、紅一点よ」

恵の顔に「うざ…」と書かれているように思えて鞠は笑いを堪えるのに必死だった。というか堪えきれてなくて僅かに肩が震えていた。

今から東京観光に行くらしい。行き先はあの六本木。まあ悟が素直に六本木に連れていくはずないよな、という鞠の予想は的中した。

「いますね、呪い」

やっぱりな。と苦笑する鞠と「地方民を弄びやがって!」と憤る野薔薇、切り替えた悠仁。三者三様の反応である。

廃ビルに乗り込む二人を見送り、のんびり待つことにする。今回の目的は釘崎のイカれ具合を計るためらしい。

「ねえ悟、悠仁って宿難と代われるのかな」

「え、何会ってみたいの?」

「うん」

「危ないからダメー」

「大丈夫でしょう。猫巻先生強いし」

「だよね!恵ありがとう大好き!」

「やめてください」

珍しく褒めてくれた(?)恵の頭を撫でると逃げられた。追いかけようとすると、ビルから呪霊が飛び出してきた。

身構える伏黒と対照的に動かない二人。

「祓います」

「待って」

「まだダメ」

突如、呪霊の体は内側から生えてきた刺によって祓われた。

「いいね、ちゃんとイカれてた」

「藁人形とか陰湿ー!呪いっぽいね良いねー」

今度は楽しそうな二人と対照的に伏黒が不満そうである。それより鞠は何故中で起こったことが分かったのか。

みんなイカれてて楽しい学校です。→←設定



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いつから俺を、人間と錯覚していた、、? - マジお願いっす。。この作品めっちゃ好きなんすよ。。ゆっくりでもいいので、更新して下さい。。 (2022年9月8日 18時) (レス) id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
shige0141(プロフ) - とても面白かったです!また呪術廻戦ネタで書いて欲しいなぁととても思いました! (2019年2月26日 22時) (レス) id: 418ddfb590 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なてぃ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年11月21日 17時

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