ハートのコックの航海日誌。【ONE PIECE】 (ページ6)

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四姉弟ページ6

泣きたくなるほど澄み切った青い空が印象的だったのを覚えている。

「なぁ、知ってるか？盃を交わすときょうだいになれるんだぜ！！」

「それ、まさかダダンの？」

「盗ってきた！」

「ばれても私は知らないからね～」

「ずりぃぞフウ！俺達はきょうだいだぞ！」

「都合良いなきょうだい」

「まあまあエースもルフィも落ち着けよ」

やいのやいの言いつつ四つの盃に酒が注がれる。それぞれが手に持ったのを確認すると

「これで俺達は、きょうだいだ！」

互いの盃をぶつけ合い、中のものを飲み干す。

「…まずい」

「そうだな…」

でも、なんて愉快な気持ちなんだろう。これがお酒の力か。お腹の底がふわふわして、ぽかぽかと暖かい。

あ、そういえば

「この場合私がお姉ちゃんって事で良いのかな？」

「ちげぇよ俺が兄ちゃんだ！フウは妹！！」

「妹より弱い兄がいてたまるか！」

「ぐっ…」

「うん、それはフウの言う通りだなエース。」

俺らは弟だ。
それで良いのかサボ！！
ほらほらお姉ちゃんって呼んでごらん
姉ちゃん！
んん“ルフィ可愛い。おいでハグしてあげよう。
あっ、フウ姉ちゃん俺もー
サボも可愛い～！エースもおいで、ほらほら遠慮せずに
…………………ねぇちゃん
声が小さーい
姉ちゃん！！！
はい、よくできましたー！

三人分の体温とお酒のせいでやけに体があったかかった。わたしの、一番最初の暖かな家族のきおく。