本日、再会日和！3 ページ13
「父と知り合いだったんですか？」
「ああ、腐れ縁みてぇなもんだがな」
父の名はリスティア・D・リズリー。愛称はリズ。
「ばっ、フウおまっ…“呪縛のリズ“の娘だったのか！？」
「あれ、言ってなかったっけ」
「言ってねぇよ！！！」
呪縛のリズ。呪いの達人。詳しいことは知らないが、一切手を触れずに30人もの海兵を蹴散らしたとか人を宙に浮かせてその上を歩いたとか。一時期ロジャーの船に乗ってたらしい。一言で言えばとんでもない男。
そしてその娘が私。
エースには言ってた気がしてたんだけどなーおっかしいなー(もしかして 認知症)
「まあ弟と積もる話もあるだろう。しばらく泊まってけェ」
「良いんですか！？」
「家族だからな。堅苦しい敬語も無しだぞフウ」
「はーい！お父さんありがとう！」
お礼なんざいいんだと笑うお父さんマジイケメン。ありがたや。
「というわけでだ、宴だ野郎共ォォォォォォォォ！！」
始まりました海賊名物何かあったらすぐ宴。要は酒飲んで騒ぎたいだけだろ。私も好きだけど。
「フウ！こっちこっち！」
「はいはい今行く〜」
手招きするエースの前にはたくさんの人が座っている。あ、自己紹介しろって事？
「おいお前ら！これが俺の姉ちゃんのフウだ！間違っても手ェ出すなよ！！」
沸き上がる歓声。聞いてみると初の妹だと喜ぶ声が殆どだった。
「流石にいないでしょそんな人」
「いや！絶対いる！フウが鈍すぎるだけだ！」
「えっマジで？」
そうか私は鈍かったのか。衝撃の事実が発覚して愕然としつつお酒を飲む。あ、美味しい。
「おーおー良い飲みっぷりだねぃ」
「これはこれはさっき警戒心丸出しで私に挑んできた割に結構劣勢だったマルコさんじゃないですかー！」
「潰すぞ」
「アッごめんなさい謝るからその手を下ろして下さい」
潰されるわけにはいかん！！！私の脳みそには代々伝わる
「えっマルコ負けたの！？ダッセー！！」
「うるせえよい！」
誰だこのフランスパンリーゼント、という私の思いが通じたのか
「俺は4番隊隊長サッチ！よろしくなフウ！」
「よろしくお兄ちゃん」
爽やかに差し出された手を握り返し、挨拶。
「…妹っていいな、マルコ」
「俺に同意を求めるんじゃねえよい」
私はいっぱいお兄ちゃんが出来て嬉しいです。
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トイレットペーパー - 気になって一気読みしました！とっても面白いです！更新待ってます！ (2022年11月6日 18時) (
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作者名：なてぃ | 作成日時：2018年11月12日 16時
