別れの季節 ページ8
「今までお世話になりましたありがとうございました！」
ー今日、私は、家を出る。
今まで物心ついたときからずっと居た場所を離れることは辛く、淋しい。でも、行かなければならない。いつまでも頼ってばかりではいられない。ここからが私のスタートだ。
「セタ姉ちゃん頑張ってー！」
「また遊びに来てねー！」
「そんなこと言ったら毎週遊びにきちゃうぞ！！」
「ほんと！？やったー！」
「いくらなんでも多過ぎよ！…セタ、あなたは皆のお姉ちゃんだからって一人で抱え込んで無理をすることが多いわ。気にしないで、自分の思うようにやりなさい」
私そんなに無理してたっけ、と目を見開くと、シスターはそうよ、と言ってやわらかく笑った。 その笑顔はずるい！かわいいっ…かわいすぎるっ…
「セター！早くしろよー！」
「置いてくぞ」
「おっとそろそろ本当に行かなきゃ。ばいばいみんな！愛してるよーー！」
貴方たちに、私の思いが届きますように。
「セタ、シスターと何話してたんだ？」
「私と離れるのが淋しい〜って言ってた。どう？羨ましい？」
「ちきしょ〜〜羨ましいぜコノヤロー！！」
「そして私はシスターから服をプレゼントしてもらっているという」
シスターが私"だけ"にくれたんだよ〜と笑うとアスタが思った通りめちゃくちゃ悔しがるのでとても面白い(性悪)
「逆にアスタがプレゼントするくらい気が利いてればね〜」
「！！なるほど、その手があったか！」
「ねえユノ金色の夜明けのアジトどこか分かる？」
「多分」
「何それ超不安」
ちなみに私は覚えてません。頼むぞユノ。
「なあシスターって何が好きだと思う！？」
「アスタ以外の全て」
「うわユノひっど」
「だよなセタ！もっと言ってやれ！」
「まあ事実かもだけど」
「おい！」
この、やたらテンポの良い会話を交わす機会も減ってしまうのだろう。
まあユノは同じ団だし、アスタだって魔法騎士なら会う機会もあるだろう。少し減ってしまうだけだ。無くなる訳ではない。そんなに悲観する必要はないさ、と自分を納得させて、一歩ずつ踏み出していくのだ。皆そうやって大人になっていくはずさ。頑張れ自分。
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ユナイテッド - リクエストです。ユリウス様のカッコいい一面がみたいです！あと、激甘で！ (2019年2月26日 15時) (
レス) id: dde7d1d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - スイカさん» 了解しました！気長にお待ち頂けるとありがたいです… (2018年11月20日 17時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
スイカ - リクエストしたいです!ランギルスデートで、お願いします(>_<) (2018年11月20日 16時) (レス) id: ef7c238cbc (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - ルーさん» 了解しました！頑張ります！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - ワンピース？やったー！！読みたいでっす！！私はペロスペローさんが大好きなので、彼推しでお願いします (2018年11月11日 22時) (レス) id: bdc5cefa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なてぃ | 作成日時：2018年10月1日 15時
