【リクエスト】ただいま、おかえり。 ページ19
「ラーンギールースさーーん！」
「うわ」
かなりの速度で突っ込んでぽすんとランギルスの胸に収まったセタ。
何を隠そう彼女は抱き着き魔である。本人曰く人に抱き着くと落ち着くらしい。あとタイプが良い匂いの人だから、というのもあるかも。
因みに今のところ抱き心地No.1はユノで次は団長。
今一番抱き着いてみたいのはノゼルさん。なんか良い匂いしそう…とのことだ。まあ抱き着いた時点で命の危機が迫るだろうが。
閑話休題。
「で、なんでここに居るの？」
「任務が終わったからです！」
いやそうじゃなくて、とランギルス。何かおかしなこと言ったっけという顔のセタ。
「帰ってくるの明日じゃなかった？」
「そうですね！」
「分かってるなら予定通り待っとけば良いのに。馬鹿じゃないの？」
「ぐっ… だって早く帰りたかったんですよー…」
そう、予定では明日ダンジョンの前辺りでランギルスの迎えを待つはずだったのだ。しかし彼女はその予定をスルーして帰ってきた。帰ってきてしまった。
しかも結構魔力を消費しているのかぐでーっとランギルスにもたれかかっている。
まさか…と睨む団員が居るのも頷ける。ランギルスがされるがままになっているこの光景を二度見三度見した人もいる位だ。
「セタお前報告はー？」
「あります…書類も提出しないと…」
「じゃあ書類は出しとくから報告行っておいで」
「えっ」
「嫌なら良いんだよ？」
「嫌じゃないです寧ろ嬉しいですありがとうございます！」
珍しいランギルスの優しさに戸惑うセタだが大人しく甘えることに。罠か…！？と一瞬身構えたのは内緒だ。墓場まで持って行く。絶対。
「ランギルスさん、私言いたいことがあったんでした」
そうだ、これが言いたくて早く帰ってきたんだった。
大きく息を吸い込んで、自分にできる、最大限の笑顔で、
「ただいま！」
とセタは言った。
ぽかんとした表情だったランギルスは一拍置いて、
「おかえり」
と言いながら笑った。
抱き合ったまま笑いあう二人は、付き合っていない。付き合っていないのだが、そのリア充オーラにやられた団員が居ることも事実である。
ひっっっっさしぶりに本編。（オリジナル入りまーす）→←【リクエスト】宴じゃー！
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ユナイテッド - リクエストです。ユリウス様のカッコいい一面がみたいです！あと、激甘で！ (2019年2月26日 15時) (
レス) id: dde7d1d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - スイカさん» 了解しました！気長にお待ち頂けるとありがたいです… (2018年11月20日 17時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
スイカ - リクエストしたいです!ランギルスデートで、お願いします(>_<) (2018年11月20日 16時) (レス) id: ef7c238cbc (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - ルーさん» 了解しました！頑張ります！ (2018年11月11日 23時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - ワンピース？やったー！！読みたいでっす！！私はペロスペローさんが大好きなので、彼推しでお願いします (2018年11月11日 22時) (レス) id: bdc5cefa28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なてぃ | 作成日時：2018年10月1日 15時
