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お見舞い ページ35

日が沈み、暗くなった頃に来客が。

「やあセタ」

「…ランギルスさん常識って言葉知ってますか?」

何言ってるの知ってるよ、と言いベッドに腰掛けるランギルスさん。侵入ルートは空間魔法。それも突然。あのね、常識を知ってる人はそんなことしません。

「それより怪我は?」

「大丈夫ですよー。まだ激しい運動は出来ませんけど」

「馬鹿だよねお前も。人を庇って自分が刺されるなんて」

「うっわ珍しくランギルスさんが優しいと思ったのに!」

酷い上司だー、と布団に潜るとすぐに剥がされた。

「……心配したのは本当だよ」

本気で心配そうな目をして私を見つめてくる。えっ何それずるい。なまじ顔が良いから本当にずるい。やめて耳が熱い!絶対赤くなってる!
そういうのに耐性無いんです本当やめてください…と訴えるといつもの意地悪い笑顔に戻ったのでほっとする。…意地悪い笑顔にほっとするってどうなんだろ。普段の性格が滲み出るねランギルスさん。

「それにしても凄い量のお見舞いだね」

「ですよね。ランギルスさんは何か持ってきてくれてたんですかー?」

「コレ」

「ファッ!?」

ランギルスさんが指差したのはふわっふわの兎のぬいぐるみ。うん、めっちゃ意外。絶対ミモザかノエル辺りだと思ってたの。センスが可愛すぎて。

「…何、不満?」

「いや意外すぎて。でもすごく可愛いですよ私好きですこの子!」

「あっそ」

反応うっす。あっでも待って顔が赤いぞランギルスさん。…まさか褒められるのに慣れてない?かっわいー!

「ランギルスさんも照れるんですね!」

「は?ふざけないでよ削るよ」

「最後疑問形じゃなかった!」

そんな感じででぐだぐだ過ごしました。結局ランギルスさんは泊まっていきました。オーヴェンさんに許可は取ったそうです。(日記感)…だからといって私のベッドで寝て良いって言われたわけじゃないですよね重い。

深夜の独白→←おはよう。



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ユナイテッド - リクエストです。ユリウス様のカッコいい一面がみたいです!あと、激甘で! (2019年2月26日 15時) (レス) id: dde7d1d0e3 (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - スイカさん» 了解しました!気長にお待ち頂けるとありがたいです… (2018年11月20日 17時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
スイカ - リクエストしたいです!ランギルスデートで、お願いします(>_<) (2018年11月20日 16時) (レス) id: ef7c238cbc (このIDを非表示/違反報告)
なてぃ(プロフ) - ルーさん» 了解しました!頑張ります! (2018年11月11日 23時) (レス) id: 69e5ebb9f9 (このIDを非表示/違反報告)
ルー(プロフ) - ワンピース?やったー!!読みたいでっす!!私はペロスペローさんが大好きなので、彼推しでお願いします (2018年11月11日 22時) (レス) id: bdc5cefa28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なてぃ | 作成日時:2018年10月1日 15時

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