玖 ページ13
甘露寺side.
Aちゃんが最終選別に行ってから7日経ち、私は伊黒さんと屋敷の門の前で帰りを待っていた。
心臓がバクバクとうるさい。もし帰ってこなかったら
......ううん、そんな事考えちゃダメよ!
甘「Aちゃんまだかしら...心配だわ...」
伊「おおお落ち着け甘露寺...ももももうじき戻ってくるだろう...」(ガタガタ
あの伊黒さんが小刻みに震えてる!小動物みたいで可愛いわ!
...じゃなくて!!!
甘「伊黒さんが落ち着いて!!...あああAちゃん早く帰ってきて〜!伊黒さんの震えが止まらないよおおお!!」
伊(桔梗が足りない姿が見たいそれと桔梗が選抜に行ってから甘露寺がいつもの3倍以上の飯を泣きながら食ってるんだ早く止めてくれ!!)
...____しはーん!!伊黒さーん!!
・
『しはーん!伊黒さーん!!戻りました!!!』
遠くに見える屋敷の門の前に師範と伊黒さんが見えたので叫んだ。
山から全力で走ったら途中で七日分の疲労が来てしまい、予定よりも遅く着いてしまった。
私は、残りの体力を振り絞り二人の所へ走った。
甘「Aちゃん!?Aちゃんよね!?うわああああん良かったあああああ!!!」
((ギュウウウッ
『むぐぐッ!』
伊「あああ良かった!頑張ったな桔梗...!」
((ギュッ
『うぐッ!お二人共...お、重い!です!』
師範に押し潰され、上から伊黒さんが私達をぎゅっと抱きしめられた。痛い!!重い!!
半泣きで訴えたらパッと離してくれた。
甘「そういえばAちゃん、どうして袴の膝から下だけ汚れているの?」
『えっと、怪我した子を膝枕しました!』
実は、膝枕中ずっと地べたに座っていたのでそこだけ土汚れがあるのです。
伊「は?おい桔梗、それは男か?女か?」
『男の子です!』
答えると伊黒さんから物凄い殺気が出てきて、
伊「そいつ今度会ったら殺す」
『なんでですか!?』
と言われた。物騒!
甘「伊黒さん駄目よ!嫉妬しているのはわかるけど、Aちゃんは人助けをしたのよ?
きゃーっ♡助けてしかも膝枕なんてキュンキュンしちゃう!!」
『久しぶりにみる師範のときめく姿、とても可愛いです!ドキドキします!///』
伊「やっぱ殺さん許す(即答)」
伊(この師弟可愛すぎるッ!!しんどい!!!)
・
『そうだ!師範、伊黒さん!』
「「なぁに?/どうした?」」
『改めまして、ただいまです!』
「「おかえりなさい!/おかえり桔梗」」
422人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
YUKIKA(プロフ) - 完結。これで終わりなんですか❓続き見たいです。 (2022年12月15日 23時) (レス) @page19 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - めちゃくちゃキュンキュンしました!ありがとうございました🙇 (2022年5月30日 17時) (レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
Tマン - おもしろ杉田玄白!(?) (2020年6月11日 21時) (レス) id: 5160686bc8 (このIDを非表示/違反報告)
天崎@風音(プロフ) - よ、よもやよもや…わっしょい!!!!わっしょi((( (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1d82dd420f (このIDを非表示/違反報告)
雛苺(プロフ) - りつ@推しが尊い連盟さん» ホントだ…!すいませんありがとうございます!! (2020年2月14日 23時) (レス) id: ac5bedf28d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雛苺 | 作成日時:2020年1月20日 23時