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そしてその数分後には私たち三人は近くにあったファミレスに入っていた。ここは、前に永瀬くんとふたりで来たファミレスだ。って、また永瀬くんのことばかりになってしまう。
「なに？話って。」
「とりあえず、ふたりはどういう関係？」
「んー、私になにかあると助けてくれる先輩、ですかね。」
「ほんと？うれしー。まあ、屋上でよく会うよね？」
「紫耀めっちゃ嬉しそうなんだけど。笑」
「うっさ。」
私に向ける顔と神宮寺先輩に向ける顔があまりにも違っておかしくなってしまった。まあ、そんなことは言わなかったけれど。
けど、ほんとに私にとって先輩はなにかあると助けてくれる存在だ。まるでヒーローみたいに。
「まあとりあえず付き合ってはないのね。で、そうそう。Aちゃんって噂の一年の超絶イケメンと仲良いんでしょ？」
「永瀬くんのこと、ですか？」
「そうそう。紫耀のおさな「おい。」え、言ってなかったの？ごめん。」
おさな………？幼馴染、ってこと、？
先輩と永瀬くんが？
「言うなら俺から言おうと思ってたのに。」
「どういうことですか、？」
「俺、廉とは幼馴染なの。…それ以上でもそれ以下でもない。」
だから永瀬くんのことをよく知っていた、？永瀬くんが恋愛しないってことも。
けど、それよりも付け足された一言が気になった。それ以上でもそれ以下でもないって、わざわざ言う必要ある、？やっぱりふたりの過去にはなにかある、？
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作者名：陽奏 | 作成日時：2023年3月31日 0時
