45話 妬みほど怖いものはない ページ9
「まさか、あなたの仕業？」
「結構楽そうで残念だなぁ。辛くないの？」
ここで辛いと答えたら負けた気がして
私はこう答えた
「まったく！！！」
私はそいつのそばから離れた
近くにいた人は私の叫び声に驚いてこちらをチラチラとみている。
「Aちゃん！どしたん！」
「…大丈夫。」
お茶子ちゃんがすぐにきてくれたおかげで
気持ちは落ち着いたけど、
これで、私に完全に火がついた
「お茶子ちゃん。私この大会で絶対一位とるから」
「ええ、う、うん。私も頑張るよ！！！」
「さぁ続いての種目は騎馬戦よ！！」
騎馬戦で私は爆豪くんと(強制的に)組み、
２位という結果で終わった。
爆豪君は相当悔しがってました。
「んがぁああ！！くそがぁあ！！！」
「三奈ちゃん、私がいると二位しか取れないのかな」
「えー！そんなことないでしょ！！
てかAもそんな冗談言うんだね！」
三奈ちゃんは大爆笑してたけど、
私結構真面目に悩んでるよ…
「てかさ、A。あんたすっごいあったかくない？
馬組んでる時に思ったんだけど」
「あ、それおれも思ったぜ！！」
三奈ちゃんと切島くんに気づかれそうだなぁ
ここはうまく切り抜けないと…
「私平熱高くてさ。」
「「そっか！！」」
…この2人単純なんだなぁ
朝より汗がすごい
でもあんなやつに屈したくない
私は自分の頬を両手で引っ叩く
「よし！！！」
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
