78話 職場体験 ページ46
翌朝、クラス全員で雄英の最寄駅へ向かった
相澤先生のお話を聞いたあとそれぞれの体験先は向かうことに。
「Aちゃん！お互い頑張ろうな！」
「うん、お茶子ちゃんはガンヘッドさんのとこだっけ？頑張ってね。」
「Aちゃんと渡り合えるくらいになっとかな、
Aちゃんのこと守れんもん。」
「！！」
「まだ、オールマイトやヒーローに疑問あったりするやろ？
だから、これから、私が強くなっちゃえば
何があっても私にぶつけられるやろ？」
私の周りには優しい人がいすぎてこまるなぁ。
爆豪君にしても
相澤先生にしても
お茶子ちゃんにしても
「ありがとう。」
過去は変えられないよ。
それでも、私のような子が生まれないようにと、今日も願う
そしてサー・ナイトアイ事務所へと着いた私だが…
「やあ！！元気？俺はね、朝からお笑いを見てきたからコンディションが絶好調さ！」
「先輩、インターンですか。ていうかお笑い好きなんですね。誰が好きなんですか」
「そう！インターンさ！俺は王道のダウ○タウ○が好きだよね！」
雑談しながら事務所に入ると、すでにサーが待ち構えていた
「光谷さん。君をここへ導いたのは、君に可能性を感じたからだ。
そう、未来の平和の象徴を支える役となる可能性を。」
未来の、平和の象徴？
「オールマイトはいずれ限界を迎える。
次のナンバーワンに近い男、それが、そこにいるミリオだ。」
通形先輩、そんなすごい人だったんだ
「…期待してくれているのは嬉しいです。
でも、正直私は今、オールマイト…平和の象徴というものに不信感を感じています。
あの人だって人間です。全ての人間を救える訳じゃない。
それでも、憧れていたこそ、
自分を救えなかった人が平気で笑えているのが悔しい」
「ならば、光谷。君が最強の平和の象徴を作り上げる存在となれ。
その速さで、いち早く泣いている人のところは駆けつけ、
「私が来た」
そう言ってくれ。」
サーの目は本気だった。
未来を見る男。
私は、この人を信じることにした
「光谷A、その期待に応えます。
今日からよろしくお願いします。サー。」
「よろしく、A。」
ミリオの裏話
サーは気に入った人のことを下の名前で呼ぶことがあるんだよね！
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
