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70話 帰る場所なんて。 ページ35
私は事件後すぐに警察で事情聴取をされた
資格なしで個性を使ってしまったものの、正当防衛とみなされ
私は帰れることになった。
聴取部屋を出るといたのは相澤先生だった。
「光谷、生きてるか。」
めづらしく焦った顔をしている
「生きてますよ。
私、もう帰っていいらしいですよ。
帰る場所なんてないのに。」
そういうと、私の頭の上になにかが乗った
「とりあえずお前は生きろ。
泣いてもいい。
なんだったら教師にはぶつかってきてもいい。
お前が納得する方法で、お前を鎮めろ。」
頭をポンポンと撫で、相澤先生はどこかへ行ってしまった
そのごすぐにミッドナイト先生がきた
「さぁ、行きましょう。大変だったわね。」
" 大変だった "
" ごめん "
ヒーローはそれしか言えないのか。
私の中の汚いなにかが、私を侵食していく
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
