もし女神でないのなら [2] (ページ30)

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65話　24時間の焦燥ページ30

「念のため、本日から清成さんの保護まで警察を配備させます。

なるべく、家から出ないようにお願いしますね。」

警察の塚内さんという方から説明を受けていると

その背後からオールマイトが現れた

「やあ、光谷少女！大変なことになってしまったね。

でも大丈夫。

なぜかって？私が来たからさ！！」

お決まりの台詞を言ってきた彼は一瞬真面目な顔になって私にこう言った

「 "私しか守る人がいない" そんなこと思ってないだろうな？」

「！！！でも、弟は個性をうまく使えないし、母は無個性です。」

「君は少し人に頼ることを覚えなさいよっ！

安心しな！私が必ず助けてみせる！

それじゃあ塚内君、あとはよろしくね。」

「分かりましたよオールマイトさん。」

あと20時間______

「おねーちゃん、お外行きたい」

「お父さんが帰ってきたらね。」

「聡太、A。大丈夫よ、オールマイトが必ず助けてくれる。」

ニュースに流れる情報

すでに死亡しているか。

敵の情報

不穏なニュースに私たちは息を飲むしかない

そして、

あと10時間という時に、塚内さんのところに電話が一通はいった。

「それは本当か！！了解、すぐに現場へむかう！」

清成さんを保護しました！！！！

その一声で力が抜けたのか、母は膝から崩れ落ち、涙を流した。

すでに聡太はソファで寝ていた。

しかし、何かおかしい。

こんなにあっさり見つかるものだろうか。

とにかく家の周囲を確認したくなった私は警察の目をすり抜けこっそり外出した。