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61話 ストーカーには早めの対処を ページ26
私が目を覚ますと、見慣れた私の部屋の天井が広がっていて
リビングがうるさいと思ったらお父さんが爆豪くんに変なことを吹き込んでいた。
爆豪君は寝起きの私をみて面白いものを見つけた子供のようにくしゃっと笑ったので
不覚にもキュンときた
すでにご飯ができており、今日は爆豪くん含め5人で
食べることに。
「そうかそうかー！爆豪くんもヒーローになりたいんだね。
俺も、ストーカーの気配を察したらヒーローに護衛を頼んでるよ」
「やっぱストーカーする奴いるんすね。」
「そうなんだよねー。最近またつけられてるような気がするんだよねー」
「ちょっとあなた、早めに対処しないと、ストーカーはエスカレートしていくんですよ？」
「まあ、いざとなったら俺の個性で誰が気づくだろ」
私のお父さんの個性は発光
俳優業にも大いに役立っているらしい
でもなんだろう、今まで散々ストーカーの話を聞いたけど
今回はなんだかいやな予感がした
「お父さん、なるべく強いヒーローに頼みなよ。」
「ん？それはどうしてだい？」
「別に。いやな予感がするから」
そういうと、お父さんは調子に乗って
「お前がお父さんのこと大好きなのは知ってるけど、
過保護すぎるってば！」なんてほざいていた。
この夜、私のこの時間は最後の晩餐となってしまった
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
