58話 表彰式 ページ23
轟君の表彰が終わり、
次に爆豪君の表彰となる
「爆豪少年！結果は二位だったが、君の戦闘センスは素晴らしいものだったよ！
今後に期待するぜ！
あと、最後のお姫様抱っこ、かっこよかったよふふ」
「そこに触れんなオールマイトォ…！
それに俺は、二位のメダルなんていらねえんだよ！！」
「すっげえ顔！まあまあ、受け取っとけよ！」
なかなかメダルを受け取らない爆豪君に、オールマイトは強硬手段で彼の口にメダルをかけた。
「そして！光谷少女。大変だったね。
体調は大丈夫かな？」
「まだ熱はありますが、朝よりは良くなりました。」
「君のタフさと、その執念。私は平和の象徴ながら尊敬したよ。
でも、もう1人で抱え込むようなことはしないでくれよ？」
「まぁ、努力はします。」
「はっはっは！まあとにかく、優勝おめでとう！」
私の首にはピカピカの金メダル
聡太に見せたら喜びそうだなぁ。
こうして体育祭は幕を閉じた。
の、だけれども…
「だからいいってば。1人で帰れるよ」
「よくねぇ、さっさと乗れ。」
熱のある私を歩かせるわけにはいかないと、
爆豪君がおぶって家に送ると言いだしたのだ。
「でも、悪いよ。」
「おう光谷！爆豪がここまで言ってるんだし、
いいんじゃねぇか？」
切島君を含めいろんなクラスメートにそう言われてしまっては
断るわけにもいかず…
「ご、ごめん爆豪君、失礼します…」
「最初からそうしろや。」
途中まで切島君もきてくれるらしく、爆豪君と私の分の荷物を持ってくれた
爆豪君の背中にのると、一気にだるさがきて
全体重を彼に任せてしまった、
「おまえ、くっそ暑いじゃねぇか！
やっぱ試合止めればよかったかくそ！」
「でも最後までやってなかったらわたし一生後悔したと思うよ。」
「それでも、俺はお前を止めるべきだった…。」
「らしくないね、そんな塩らしい顔爆豪君には似合わないぞー。
最後まで戦わせてくれて、ありがとね。」
「んだよ//////次はもっと早く俺に頼れ、いいな。」
「はいはい。」
一方切島___
「おれ、いるんだけどなぁ。てかあいつら付き合えよほんとに…」
「つうかお前軽いんだよ。食え、飯を。」
「いやぁー、少食なもので。」
「折れそうで怖いわ」
「ごめんねー」
「俺、いるんだけど」
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
