もし女神でないのなら [2] (ページ3)

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40話　体の異変ページ3

お茶子ちゃんと帰るため、教室に待たせている彼女のため階段を駆け上がる

「ハァ、ハァ…。」

いつもなら余裕なのに、

階段くらいで息切れしている。

なんだろう、この違和感。

「お茶子ちゃん、お待たせ。帰ろ」

「おかえり！やっぱ告白だった？？」

「うん。丁重にお断りしたよ。」

「ええ～やっぱAちゃんは爆豪君なのー？」

「え？なんで爆豪君？」

「結構仲良くない？」

「うーん。確かによく一緒にいるかも。」

爆豪君は、口悪いし、乱暴だけど、
いつでも冷静で、それで…

私のことを甘えさせてくれた。

あの時、私初めて甘えた気がする。

「Aちゃんが好きじゃなくてもさ、相手がどうかは分からないよ？

ちょっと意識してみれば？」

「うーん。体育祭終わったらね。」

「も～しょうがないなぁ～」

いつもの帰り道。

明日は、朝爆豪君が迎え来て

一日中体育祭で

また、帰りはお茶子ちゃんと。

そうなると思ってたのに。

家に帰って、少し個性の練習をしてると

「座標が歪んでる。おかしいなぁ。」

夕飯の時間になって、ご飯を食べていると

「あら、今日は箸が進まないのね。味、嫌だった？」

「ううん。なんか、食欲なくて。」

「明日は体育祭なんだし、早く寝なさいね。」

「うん。」

気だるさは明日にでも抜けると、

そう思って私はベッドに入った。