もし女神でないのなら [2] (ページ15)

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51話　自分との戦いページ15

今回の戦い、試合開始直後が重要になってくるだろう

1パターンは、開始の合図とともに轟君を瞬間移動させてしまう

2パターン目は轟君を上空に上げ、私も上空に移動
そして轟君を場外に蹴り落とす

しかしどちらも氷の壁を作られてしまうだろう

それに、私自身が氷で固められてしまう場合もある

なら、あの技を使うしかない。

しかし、この技は本来私の体力があまりに余ってる時しか使いたくない。

「そんなこと、言ってる場合じゃないよなぁ。」

「準決勝に出場の選手は、スタンバイをお願いします。」

アナウンスが流れ、私は控え室から出発した

勝たなきゃ行けない

何のために？

思い出せ、お茶子ちゃんの涙。

思い出せ、爆豪君の言葉。

集中しろ。自分の原点を思い出せ。

"明るい未来を築き上げて見せる。"

"それじゃあ次は準々決勝だぜ！！！！

学年屈指の推薦入学者、

轟ぃい！！！！！

その相手は、なんとスカウト入学者！！

光谷ぃいいいい！！！！！

どちらもビジュアル、学力、個性に文句なし！！

さあこの戦いを制すのはどちらだ！！"

眩しい光の中に飛び込み、ステージに立つ

私を見る轟君は果たしてなにを思ってこのステージに立っているのか。