48話 爆豪VS麗日 ページ12
試合が始まり、爆豪君は容赦なくお茶子ちゃんに爆破を繰り出す。
「ウチ、もう見てらんないよ！！」
「爆豪、容赦ねぇ」
「爆豪おまえまさかそっち系の…」
一部ではブーイングが起こり始めた。
あれはプロだろうか。
すると、相澤先生が放送で声を荒げた
"今遊んでるっつったのプロか！？何年目だ！
今すぐ家に帰って転職サイトでも見てろ！
爆豪は、ここまで残った相手を警戒してるから
油断も加減もしねぇんだろうが。"
そう。第一種目も、第二種目も、
生半可で通過できる物ではなかった。
だからこそ爆豪くんは本気で挑む
「ありがとう爆豪君！！油断してくれなくて！！！」
「あ！？」
爆豪君の爆破によって砕けたステージの破片をお茶子ちゃんの個性で浮かしていたものを、一気に投下
「いけぇーー！！！」
お茶子ちゃんが対爆豪君用に考えたのだろう
その攻撃は、第三者からしたらかなり攻撃力はある
しかし
大きな爆発音と共に、その破片たちは消え去った
「いち、げきで…」
「お前デクとつるんでるからな。なにか隠してるとは思ったが…。危ねぇな…。」
それでもなお立ち向かうお茶子ちゃんだったが
力及ばず倒れてしまい
勝者は爆豪君となった。
お茶子ちゃんを激励すべく控え室に向かおうとすると
爆豪君にあった。
「あ、爆豪君。初戦突破おめでと。」
「…おう。」
すると、そこに緑谷君も現れて空気は一気にどす黒く…
「てめぇの入れ知恵かデク。厄介な技使ってきやがって…！」
「違う。あれは、麗日さんが君に勝つために、
麗日さんが考えた策だ。僕はなにもしてないよ。」
爆豪君はなんだか後味悪そうな顔をしていた。
「お茶子ちゃん、嬉しかったと思う」
「…んでそう思うんだよ。」
「だって、爆豪君みたいなすごい人に全力で戦ってもらったんだもん。」
じゃあ、お茶子ちゃんのとこ行ってくる
と言って私はその場を去った
「(くっそ、あいつはいっつも俺が気にしてたことぶち壊しやがって)」
「(光谷さん、かっちゃんにあんな風に言えるなんてすごいなぁ…)」
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作者名：rizu | 作成日時：2020年3月21日 1時
