最愛の義妹。２【エイトフットのジョー】 (ページ2)

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A「と言うわけなんですが、どうでしょう。」

ファ「あんた…最近開き直りすぎちゃう？」

A「もうバレちゃったからね～、隠しても仕方ないなーと。」

あの後、記憶を取り戻した流れをオーシャンに話したら、何故かリクルーターのみんなにも伝わっていた。
大方、オーシャンがダルメシア辺りにでも話したんだろう。
そんな訳で、あれだけモヤモヤうだうだしていたにも関わらず、勢いで告白してしまった事はバレバレなのである。
そして今、報告会を兼ねた女子会を開いております。

ハ「あんなに協力してあげたのに…」

A「まっ、まぁまぁ、結果オーライと言う事で。その件に関しては本当感謝してます、ありがとうございました。」

ヴェ「それで？お返事は？」

A「ぃ、いや…それが貰ってなくて。」

スカ「えええ！？貰ってないの！？お付き合いじゃないの！？」

ファ「じゃあ、あんた。どうやって同じ気持ちだってわかったん？」

A「それは…告白した後に『今までと同じように接してくれる？』って聞いたら『それは無理だ』って言ってくれた事と、後は…雰囲気。」

その途端、女子会とは思えない怒号が鳴り響いた。
貴方達…そんな声も出せたのね…さすがヴィラン…と的外れな事を思いつつ、その怒号の一つ一つに耳を傾ける。

ホ「そういうのは男にきちんと言わせなくちゃ駄目だろう！？」

ヴェ「愛されてる確信がないと、乙女はメランコリーになるものなのですわよ！？」

スカ「そんな奴には一回じゃ効かないんだよ～！スカーちゃんみたいにバシバシいかなきゃ！」

ハ「はぁ…ヘタレにもほどあるわ、可哀想に。でもAもAだわ。」

ファ「ありえへん！！告って返事がない！？雰囲気で伝わったやて！？はぁ～～？？そんなんで伝わる訳ないやろが！！返事くらいキチンともろてこい！」

畳み掛けられる言葉と凄い剣幕に押され、ただ頷く事しかできないでいた。
でも、すごい親身になってくれて素直に嬉しい。
よくよく考えたら、両想いっていう確信なんかないんだよね…。

お兄ちゃんに「好き」って言われたいなぁ…。

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