きゅっけー小説

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kwkm side

これはどういう状況なんだろうか。
なんで押し倒されてるんだ？？
伊沢さんは俺のことが好きなのか？？
流石に殴ることはできないから、軽く抵抗しつつ頭をフル回転させる。




このまま伊沢さんを止めずにいたら、キスされるんだろうな、




この時、俺は気づいた。
普通ならこの状況は最悪なはずだ。勤めてる会社の社長、ましてや同性だなんて。

でも俺は、どうしても嫌だとは思えない。
むしろ嬉しいとすら思ってる。




あぁ、俺伊沢さんが好きなんだ。


俺は抵抗をやめた。









そして、俺の唇に彼の唇が触れた＿＿







「…っ！川上！なんで…！！抵抗しろって言っただろ…！！」

苦しそうな顔の伊沢さんが言う。
俺が見たいのはその表情じゃない。
だって俺は伊沢さんが好きなんだから、


「だって伊沢さん、嫌だったらって言ったじゃないですか」


「……………え？」


恥ずかしくなってきたから、はやく察してくれ。
そしてはやく、伊沢さんのものにしてください。
誰にも渡したくないぐらい好きなんだって、気づいてしまったのだから。
そんなことを考えていたら、伊沢さんが抱きついてきた。



「ねえ川上、俺期待しちゃうよ…？」

俺の首に顔をうずめた伊沢さんが言う。



「期待してくださいよ…」

そう言った瞬間、さらに強く抱きしめられる。


「川上、好き…大好き……」


「俺も好きです…伊沢さん…」









そしてまた、俺達は唇を重ねた＿＿

作者より→←izw×kwkm

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