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竜生くんが連れて行かれたのは、私のせいだ。
私があの時ダメだって言えてれば。
後悔しかない。
ブーブーとスマホが鳴る。
画面には、元木湧と表示されていた。
『もしもし元木くん？』
「深田、〇〇公園にいた。一人でベンチに座ってる。」
『なにもされてない？』
「わかんね、遠くからだからそこまでは。」
『私、そうちゃん連れてすぐ向かうから。』
「わかった。」
とにかく、無事でよかった。
私はそうちゃんに連絡をし、すぐに向かった。
.
.
『元木くん！』
「元木湧！」
「あそこ。なんか考えごとしてる。」
元木くんの目線を追うと、確かに一人で俯いてベンチに座っている竜生くんがいた。
どうしよう、話しかけていいのかな。
「どうする、って、ちょ、内村くん！」
「深田ぁー！」
そうちゃんが猛ダッシュで竜生くんに駆け寄った。
それを私と元木くんも追いかける。
「え、うっちーくん？って、え、Aちゃんと元木先輩も、え？」
顔を上げた竜生くんを見ると、顔には傷があった。
『え、竜生くん、その傷って、』
「殴られた。」
「深田大丈夫なの？」
「別にへーき。慣れてるから。」
「そういう問題じゃないでしょ。」
「………ねえ、Aちゃん。」
『なに？』
竜生くんから、突然こんなことを言われた。
「俺、やっぱAちゃんと恋人でいられるような人間じゃない。………別れよ。」
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
