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あれからAちゃんと話せていない。
いや、むしろ避けられてる？
俺も俺で諦められればいいんだろうけど、諦められない。
どんだけ好きなんだよって話。
「湧ー、今日の放課後って、」
「あー、わり、もう俺、そーゆうことしないから。」
「え、なんで？」
「別にお前には関係ねーだろ。」
なんてやり取りも、何回かしたし。
今までの俺からしたらありえない。
「じゃあホームルーム始めるぞー。まだ来てないのは、河野だけか？」
あれ、Aちゃんが来てない。
珍し。
なんかあったのかと心配になる。
と、そのとき、教室のドアがガラガラと開く。
『すみません遅れました！』
入ってきた彼女は、なんかあったような顔をしていた。
俺は本能で足が動いていた。
『え、元木くん？』
「元木？」
「なにがあった？」
『え？』
「なんもないって顔してない。」
するとAちゃんは泣きそうな顔で、俺の耳元でこう言った。
『っ、竜生くんが連れて行かれたっ。』
は？
深田が連れて行かれた？
けど、Aちゃんが嘘をついているようにも見えなくて、気づけば俺はこう言っていた。
「詳しいことはあとで聞くから、行くぞ。」
『え、ちょ、元木くん！』
そして彼女の手を引き、走り出した。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
