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それから数分も経たない内に、俺が失恋したことが広まった。
それと同時に、Aちゃんと深田が付き合ったらしいということも。
「はぁ。」
そんなため息をついても、いつもどうしたのって聞いてくれる深田はいない。
Aちゃんと一緒にいるんだろうな。
「よ、うっちー。」
そんな声が聞こえ、振り返る。
「あじー、黒ちゃん。」
あじとくろちゃんだった。
「うっちー振られたんだって？」
「うっ………。」
「黒ちゃん傷抉ってどうすんの。笑」
「あー、ごめんごめん！まあ、でも俺もあじも心配で。」
「振られてない！好きだとは言ったけど、ごめんとは言われてない！」
「でも、河野先輩深キョンと付き合ったんでしょ？」
「うっ………。」
「あじこそ傷抉ってんじゃん！」
「あー、ごめん。でも、これからどうすんの？」
「………これから、ねぇ。」
これからどうしよう。
このままAちゃんを諦めるのか。
それとも諦めないのか。
それに、深田とは？
深田とはあれから話してない。
友達なのに、このままじゃ嫌だ。
「………俺、行ってくる。」
「え、ちょ、うっちー！」
「よくわかんないけど頑張ってー！」
そんな二人の声を後ろに、深田を探しに向かった。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
