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「ねえ深田ぁ、Aちゃん知らない？」
「え？」
「いや、教室にいないんだよねー。どうしよう、Aちゃんになんかあったら。」
先輩がいない。
理由は、俺だ。
俺があんな風に言ったから。
好きな人がいる、じゃなくてもっと別の断り方があったんじゃないかって。
あの時の先輩の顔を見て、胸が痛んだ。
これが、好きでもなんでもない人だったら違ったんだろう。
けど、うっちーくんの好きな人だから。
「深田？」
「あ、ううん、なんでもない。俺、帰るわ。じゃあ、また！」
「え、ちょ！」
うっちーくんを無理矢理振り切り、教室を出る。
すると、誰かに腕を掴まれた。
「え？」
「深田竜生。」
「元木、先輩？」
元木先輩だった。
元木先輩の表情は、何か怒っているようだった。
「ちょっと来いよ。」
「え？」
「いーから。」
「ちょ！」
無理矢理腕を引っ張られる。
思い当たる節はある。
A先輩のことだ。
そして、屋上に連れてこられた。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
