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『っ………。』
元木くんの言葉は、心に響いた。
好きって気持ちは消せない。
その通りだ。
何度も何度も、深田くんのことを諦めようとした。
けど、無理だった。
「けど、ごめん。俺は深田とのこと応援できないから。」
『………。』
さっきまでと言ってること違うじゃん、そう思っていると、思いがけないことを言われる。
「だってさ、好き、だから。Aちゃんのこと。」
『っ！』
耳まで真っ赤にして、そう言う元木くん。
前から思ってた。
元木くんは、回りくどい言い方をしない人だって。
けど、いきなりそんなことを言われると心臓によくない。
だって、そうちゃん以外に好きだって言われたことないから。
「………そんな顔するってことは、意識はしてくれてるってことだよね？」
『え、元木、くん？』
元木くんの顔が近づいてくる。
近づいてくる顔に、反射的に目を瞑る。
が、いくら待っても思っているものはこなかった。
目を開けると、
「キス、されるかと思った？笑」
『え、』
「さすがにしねーよ。てか、できない。そういうのは、好き同士でするもんでしょ？」
『元木くん、』
「誰にでもそういうことすんなよ。じゃ、バレないように帰れよ？ま、明日には怒られるけどね。笑」
『え、ちょ！』
そう言い、彼は部屋を出て行った。
元木くんには、助けられた。
やっぱり、彼は私の憧れの人だ。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
