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振られた………？
Aちゃんが？
思いつく相手は一人しかいないけど、まさかなあ、と思い聞いてみる。
「え、内村くんに？」
『………違う、そうちゃんじゃない。』
「じゃあ、誰？」
そう聞くと、Aちゃんは黙り込んだ。
内村くんじゃないとなると、誰だ？
Aちゃん、内村くん以外の男と喋ってんの見たこと………
あっ。
一人いたわ。
「もしかして、内村くんの友達？」
すると、少しの間の後Aちゃんは頷いた。
まじ、か。
Aちゃんの好きなやつは、俺でも内村くんでもなく、その内村くんの友達だったんだ。
泣きそうな顔をしているAちゃん。
と、ここで思う。
これ、チャンスじゃね？
弱みに漬け込むなんてしたくないけど、そうでもしないとAちゃんは、
なんてずるい考えが浮かぶ。
「………そいつに告白したってこと？」
『………わかってたの。』
「ん？」
『深田くんの気持ちなんて私にはないし、それに深田くんはそうちゃんの友達なのに。』
深田くん。
あー、深田竜生か。
二年でかなりモテるやつ。
けど、それよりも気になったのは、
「内村くんの友達だから、なに？」
『え？』
「内村くんの友達だと、好きになっちゃいけないわけ？」
『だって、幼なじみの友達だよ？しかも、好きだって言われたんだよ？』
Aちゃんがそう思うのは、きっと彼女が優しいから。
けど、その考えは間違ってる。
「そんなの関係なくね？好きって気持ち、消せなんて無理だから。」
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
