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そして、元木くんに連れられ着いた場所は、
『どこ、ここ？』
体育館の裏にある、よくわからない部屋だった。
こんな場所、あったんだと思うような場所だった。
「入って？」
元木くんは鍵を取り出して開けると、どうぞというような仕草をした。
よくわからなかったが、とりあえず入る。
『ここって？』
「俺のサボり場。入学した時、先輩から教えてもらった。」
『先生は？』
「さあ？あ、でもさっきも言ったけど、今日は怒られなくても明日には怒られるから。笑」
そして、元木くんはこう付け足す。
「今日ぐらい、怒られたくないっしょ？」
『え、なんで、』
「なんかあったんでしょ？じゃなきゃAちゃんこんなことしねーじゃん。」
『………。』
「で、なにがあった？俺でよければ話聞くからさ。」
元木くんがかっこよく見えた。
いや、最初から彼はかっこよく見えてた。
いつもクラスの真ん中にいて、私の憧れだった。
だから、私から話しかけたんだ。
そしたら向こうも私に話しかけてくれるようになって。
恋愛感情とは別の、好きがあった。
『………なんもないよ。』
「嘘。」
『ほんとに。』
「俺、こう見えてもAちゃんのこと意外とわかってっからね？」
そして、気がついたら隠し事ができない仲になっていたみたいだ。
私はこれ以上隠せないと思い、話すことにした。
『………振られた。』
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
