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お昼休みが終わるチャイムがなったが、私は教室に戻らなかった。
人生で初めて、サボりというものをしてしまった。
普段だったら後で怒られるな、とか考えるんだろうけど、今はそんなのどうでもよかった。
それくらい、最後の深田くんの顔が頭から離れなかった。
「あっ、やっぱいた。」
背後から声が聞こえた。
その声は、よく知っている声だった。
振り返ると、思った通りの人物がいた。
『元木くん？』
「サボり？珍しくね？」
『………。』
「優等生のAちゃんがねー。笑」
ちょっと元木くんにムカついた。
別に、優等生なんかじゃ、
そう言おうかとも思ったが、それよりも気になったことを聞いた。
『………やっぱってなに？』
「え、だって教室にAちゃんいなかったんだもん。見つかったらやばいよ？あの河野が、ってなるんじゃね？」
『なんなの、元木くんは私をイライラさせに来たの？』
「はは、違えって。笑 Aちゃんを、今日だけは怒られないようにと思って。」
『どういう、こと？』
「いーから、ちょっと来て？」
元木くんに手を引かれ、歩き出した。
彼の言っている意味がよくわからなかったが、とりあえずついて行った。
今の私には、それしかできなかった。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
