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『どうしたの？深田くん。』
なんでそんなかわいい顔俺にすんの。
うっちーくんにしてあげなよ。
そう思ったけど、それは心にしまっておく。
「あれからうっちーくんとどうなりました？」
『………これから考えていく、って言った。』
「は？」
なにそれ。
もう、呆れを通り越す。
うっちーくんのこと、なんもわかってねえじゃん。
『そうちゃんもそれでいいって言ってくれたから。』
「先輩さ、」
『なに？』
「バカ？」
『えっ。』
「うっちーくんのこと、なんもわかってない！それでいいわけねえじゃん！
うっちーくんは、強がってるだけっす！なにその中途半端の。はっきりしろよ！」
『っ！………。』
言っちゃった。
うっちーくんに知られたら怒られるだろうな。
けど、A先輩がこれではっきりしてくれるなら、それでいい。
『………深田くんだって、なにもわかってない。』
「どういうことっすか。」
『私の中でそうちゃんは幼なじみなの。なのに付き合えるわけない。』
「だったら、」
『けど、そうちゃんが傷つくのもみたくない。』
A先輩の気持ちが、今までで一番はっきりわかった気がする。
この人は、自分よりも人のほうが大事なんだ。
「………もっとわがままになってもいいんじゃないっすか。」
『………そう、なのかな。』
「はい。」
そして、思いもしなかったことを言われる。
『私ね、好きな人がいるの。』
「そう、なんすね。」
『深田くん。』
「はい。」
『深田くんだよ。』
「はい？」
『私、深田くんのことが好きなの。』
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
