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「Aちゃーん！おはよぉ！」
『おはよ、そうちゃん。』
そうやって今日も可愛い顔でおはよ、と返してくれるのはAちゃん。
俺の好きな人兼幼なじみ。
とにかく可愛い。
幼なじみなら余裕で付き合えるんじゃない？
そう思うかもしれない。
けど、大きな大きな壁があって………
「Aちゃ、」
『あっ、元木くんだ！元木くん！』
そう、こいつ、元木湧。
Aちゃんのクラスメイトで、こんなことは言いたくないけど、俺の先輩。
「おー、Aちゃんおはよー！」
そして、元木湧もAちゃんのことを悪く思っていない。
なんでだー！
俺は17年間ずっとAちゃんと一緒にいるのに！
「内村くんもおはよー。」
そう余裕そうな顔で(本人はそんなつもりはないんだろうけど)言ってる元木湧に対し、不機嫌そうな態度を取る。
するとAちゃんが俺に注意する。
『そうちゃん先輩だよ？ちゃんと挨拶しなきゃ。』
「………おはようございます。」
Aちゃんがそう言うからしょうがない、そう言い聞かせ挨拶をした。
『じゃあ、そうちゃんまた後でね！』
「うん、またね。」
三年の教室の前で別れる。
後ろを振り返ると、仲良そうに話しているAちゃんと元木湧。
はぁ。
あと一年早く生まれたかったなぁ。
つくづくそう思う。
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ひな(プロフ) - 花恋さん» コメントありがとうございます！これからも更新していく予定ですので、よろしくお願い致します！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - とても素敵な作品ですので、更新待ってます！ (2021年1月25日 21時) (レス) id: 1e99b1c869 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年1月24日 23時
