Story.112 ページ14
長尾「えっ、Aを歌番組に？」
帰ってすぐ、俺はそのことを電話で謙杜とみっちーに相談した。
高橋「おん。」
道枝「い、いやいや、無理があるやろ。こんなこと言いたないけど、Aちゃん、歌詞とか振りとか覚えられるん？」
長尾「そうやよ。それに第一滝沢くんが許可してくれるわけない。」
高橋「それはわかっとる。」
道枝「ならなんで、」
そう聞いてくるみっちーに、俺はこう返した。
うまく伝えられるかわからんかったけど、2人に、同期の2人に、俺の気持ちを聞いてもらいたかった。
高橋「きっと、これが最後のチャンスやと思うから。
Aの記憶、どんどんなくなってってまってるやん。もう、今回を逃したら、8人で歌えること、ない気がする。それに、」
長尾「それに？」
そして、俺は2人に打ち明けた。
高橋「俺、あいつのこと好きやねん。一人の女の子として。」
2人がなにも喋らんくなる。
ヤバい、やらかした？
そう思ったけど、とりあえず、続けた。
高橋「明るくて、優しくて、けど時には厳しい、最初はそんな先輩やと思っとった。やけど、どんどん仲良うなっていくうちに、あいつのそれ以外の、なんてい
うん？弱味？も見るようになって。それでああ、この人を守りたいなって思うようになって。気づいたら好きになっとった。
そんな好きな人やからこそ、あいつの願い、叶えてやりたいねん！もちろん、それで振り向いてもらおうとは思っとらん。この8人の関係性崩したくないから、
想いを伝えるつもりもない。けど、やっぱ好きな人には幸せでいてもらいたいねん！やからお願い、俺に力貸してくれへん？」
俺の気持ちは、ちゃんと伝えた。
あとは、なんて2人が思うか。
そして、2人から帰ってきた返事は予想外のものやった。
道枝「………恭平。アホちゃう？」
高橋「えっ？」
長尾「高橋くんの気持ち、とっくに気づいとったけど。」
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ひーちゃん(プロフ) - #今までありがとうさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2020年10月21日 23時) (
レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
#今までありがとう(プロフ) - 移行おめでとうございます。(早いですけど)応援してます！ (2020年10月21日 20時) (レス) id: 6b2e8fc960 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - なみさん» コメントありがとうございます！ご意見、参考にさせていただきます。今後も読んでいただけると嬉しいです。 (2020年9月30日 20時) (レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
なみ(プロフ) - いつも楽しく拝見させて頂いてます！元彼は小瀧くんがいいです！ご検討お願い致します (2020年9月30日 12時) (レス) id: 3dfe1b94c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - toka0213さん» コメントありがとうございます！ご意見、参考にさせていただきます。今後も読んでいただけると嬉しいです。 (2020年9月29日 22時) (レス) id: d564912068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2020年9月19日 10時
