僕たちを忘れていく君に。2 (ページ2)

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Story.50 ページ2

「お、Youたち。待ってたよ。」

社長室に入ると、ジャニーさんしかおらんかった。

決して嫌な空気感もなく、大した話やなさそうや、そう思った。

けど、そう思った俺がバカやった。

「どうだい？最近。」

平野「仕事は楽しくやらせてもらってるよ。最高の仲間とも出会えたし。」

永瀬「うん。毎日充実しとるよ。」

「そうかそうか。よかった。」

そんな和やかな雰囲気の中、Aが切り出す。

「で、話ってなに？」

「おっ、そうだった。単刀直入に言う。Youたち3人、東京に行ってみない？」

「「「えっ？」」」

言っとる意味がわからんかった。

東京に？

しかも3人で？

平野「どういう、こと、？」

「そのままの意味だよ。東京で新しくYouたちが組むグループも準備してあるよ。」

グループまで？

じゃあ、決定したってこと？

永瀬「3人、だけ？大吾は？流星は？ジーコは？柊真くんは？」

「残りのみんなには関西で………「ふざけたこと言わんといて。」………えっ？」

そのジャニーさんの言葉に、Aがぶち切れた。

「今まで一緒に頑張ってきた仲間見捨てろって言うん？！そんなん絶対嫌や！大吾も、流星も、康二も、柊真も、大事な仲間なん！それに関西を捨てるなんて嫌や！私は絶対東京なんか行かん！」

永瀬「A、」

「そういうことやから。失礼しました。」

平野「ちょ、A！」

そう言い、Aは社長室を出て行った。