Story.45 ページ45
「………。」
「………。」
この前と同じように、沈黙が続く。
今は私の部屋にいる。
「………最後にさ、我儘言ってもいい？」
「えっ、なんで最後？」
「だって2人きりでいれるのは最後だろ？明日からは平野が一緒なんだから。」
「………そう、だね。私、やっぱ間違ってるのかな。」
「えっ？」
「紫耀と一緒にいることで、優太を傷つけちゃうのかなって。」
そう、思ってたことを言った。
きっと、優太は優しいからそれを受け入れてくれた。
けど、そのせいで優太を傷つけてるのかなって不安で。
私、間違ってるのかな？
「………正直、俺はAと2人でいたい。」
「だよ、ね。」
「嫉妬もする。」
「………。」
「けど、傷ついてはないよ。」
「えっ？
「だって好きな人の願いは叶えたいから。だから傷つけてる、なんて思うな。」
「優太………。」
やっぱり、優太は優しい。
名前の通りだ。
「でさ、さっき言った、我儘、言ってもいい？」
「うん。」
「Aと、ハグしたい。キスしたい。そういうこと、したい。」
「随分と多い我儘だね。」
「ダメ？」
「じゃあ、私も我儘言ってもいい？」
「うん。」
「優太の願いを叶えたい。」
「A、」
「だから、いいよ。」
「うん。」
こうして、私たちの2回目のことが行われた。
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
