Story.43 ページ43
Aが家に来た。
岸と一緒に。
「………別に喧嘩ではないんじゃない？」
「じゃあ、なんでこんなことに、」
「俺が謝ったからでしょ。」
あの日、俺はAに謝った。
Aに悪いことをしてしまうから。
「なんで謝ったの？それが知りたい。」
「………言えない。」
「なんで？そんなに酷いことするの？」
「………うん。」
そう言った。
自分でも思う。
俺は最低だ、と。
「………わかった。なら絶対止める。」
「えっ？」
「何をするのかは知らないけど、紫耀が何もしないように止めるから。」
「………。」
ああ、好きだ。
俺はAのこういうところが好きなのかもしれない。
「だからこれからは常に私と優太と行動すること。いい？」
「えっ、なんで？」
「じゃなきゃ止められないじゃん。そういうことだから。じゃあ。」
「えっ、ちょ、A！」
そう、Aは帰って行った。
改めて、こんなことしてもいいのかって思った。
それぐらい、Aの言葉は心に入っていった。
本当に、俺は最低な人間だ。
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
