Story.34 ページ34
家に帰ると、優太からメッセージが届いていた。
『今から会えない？』
なんだろう。
けど、好きな人からの誘いを断るわけがない。
わかったと返事をし、優太のもとへ向かった。
.
.
「優太！」
「あっ、A。ごめん、わざわざ呼び出して。」
「ううん。それで、なにかあったの？」
「今日、Aと別れてから、Aの元カレだっていう人と会った。」
風磨だ。
風磨の言ってたことは、事実だった。
けど、私は知らないふりをした。
「そうだったんだ。」
「あの人本当にAの元カレ？って、会ってないからわかんないか。」
「………うん。」
「よくわからない人だった。本当かどうかはわからないけど、Aがあんな人を好きだったんだ
って思った。」
迷った末、こう答えた。
「………彼のことは好きじゃなかった。」
「えっ、じゃあなんで、」
「彼と付き合う、それが条件だったの。」
「条件ってなんの、」
「それは言えない。」
「わかった。」
「話ってそれだけ？」
「うん。ごめん、わざわざ呼び出して。どうしても気になっちゃって。嫉妬、っていうのかな。」
そう、顔を赤くして言う優太。
ああ、好きだ。
「私こそ元カレが迷惑かけてごめん。もう二度と関わるなって言っとく。」
「わかった。」
「じゃあ、これで。」
「うん、また明日。」
風磨は優太に会って一体なにをしたかったのだろう。
やっぱり、風磨のことはよくわからない。
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
