Story.21 ページ21
平野とAをどうしても仲直りさせたい、そう思ってた。
けど、平野があの様子じゃ無理だ。
お互い、1番大切な存在なのに。
やっぱり、後から来た俺にAの特別になるのは無理なのだろうか。
「A。」
「あっ、優太。」
「ごめん。」
「えっ？」
「平野の気持ちを変えることが出来なかった。ごめん。」
「謝らないでよ。どっちみち、紫耀の気持ちが変わったとしても、私の気持ちが変わることはない
から。」
「けど、Aにとって平野は特別な存在でしょ？」
「………昔はそうだったかも。」
「えっ？」
「だって私の初恋、紫耀だもん。」
「えっ？！」
突然のAのカミングアウトに、驚く俺。
頭がついていかない。
「けどね、今は紫耀よりももっと特別な人がいるの。その人のことを、助けたいの。」
「その特別な人って、」
「秘密。言うわけないじゃん。」
迷った末、俺はこう言った。
「………俺はAの特別になれる？」
「………ばーか。」
そう言い、その場を去っていったA。
今のって………、
どういう意味？
.
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
