Story.19 ページ19
Aと喧嘩して、結構時間が経とうとしていた。
小さい頃からAばっかりだった俺に、A以外の友達はいない。
唯一最近出来た友達の岸は、Aばっかりだ。
そりゃそうだよな。
普通好きな人のところ行くよな。
と、その時、
「平野。」
「………なんだよ。Aのとこ居てやれば？」
「お前さ、Aに何したんだよ。」
「別に。」
「嘘つくなって。」
「嘘じゃねえし。」
「じゃあなんでそんなにお互いのこと避けてるわけ？」
「………。」
「仲直りしたら？Aだってきっと内心仲直りしたいって思ってるよ。」
「………。」
「Aにとって平野は1番大切な存在なんだよ。」
その言葉に、俺はものすごく腹が立った。
「ふざけたこと言ってんじゃねえよ！」
「えっ？」
「Aの特別は俺なんかじゃねえよ！Aは好きになる相手が決まってんだよ！俺の二度目の恋
は叶わないんだよ！」
「平野、」
「いいよな、出会ってすぐAの特別になれて。別にもうあんな奴なんてどうでもいい。2人で幸
せになれば？」
我ながら、かなり酷いことを言ったと思う。
なんで岸なんだよ、
何度も何度もそう思った。
小さい頃からずっとAの側にいて、守って来たのは俺なのに、出会ってすぐAを取っていっ
て。
………もうなにもかもどうでもいいや。
「は？ふざけんなはこっちのセリフだろ！」
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しおり(プロフ) - 名前変換が出来ないんですが…… (2020年1月18日 16時) (
レス) id: 96f5ada8d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - ありがとうございます。削除しないので、これからも読んでいただけると嬉しいです。 (2019年5月31日 22時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - いつも見てます！消さないでください！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年5月16日 19時
