Story.9 ページ9
なにをしているときも、俺の頭はAのことでいっぱいだった。
一体何を隠しているのか。
あの人とはどういう関係なのか。
ちゃんと仲直りできるのか。
最近は仕事にもいまいち集中できない。
「平野！おい、平野！」
「えっ、わっ！」
「仕事に集中しろ。お前の代わりなんていくらでもいるんだからな。」
「すみません。」
ダメだな、最近の俺。
.
．
家に帰ってきた。
1人でいろいろ考えよう。
ん？
あれ、電気がついてる？
えっ、泥棒？
急いで自分の部屋に向かうと、
「えっ？！」
「お帰り、紫耀。」
なんとAがいた。
「ど、どうして、」
「この間はごめんね。謝りに来た。」
「A、」
「先に言っておきます。私には誰にも言えない秘密があるの。それは〇〇にも言えない。それでも
私のこと好きでいてくれる？」
ああ。
やっぱり。
Aには秘密があるんだ。
けど、
「そんなことで嫌いになれるわけないじゃん。俺が好きなのはAだけだから。」
「〇〇………。」
「あっ、そうだ。この前全身黒づくめの人が家に来たよ。」
「えっ？」
「ちょっと待ってて。」
.
「はい、これ。」
「手紙？」
「そう。なんかAに渡してほしいって。てかA、引っ越したの？」
「えっ？」
「そう言ってたよ。本当？」
「引っ越してないよ。その人の勘違いじゃない？」
「やっぱ知り合い？」
「うん。友達。」
多少は怪しいと思った。
けど、それよりもAのことが好きだという気持ちのほうが大きかった。
.
そんな俺は、甘かったのかもしれない。
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なお(プロフ) - 全然ヒント分かりませんでした。続編読みたいです!!お願いします (2019年6月15日 12時) (
レス) id: c8fc833702 (このIDを非表示/違反報告)
なつみかん(プロフ) - 一つもヒント気づきませんでした笑続編気になります！是非お願いします！ (2019年6月13日 23時) (レス) id: bd9756f7dd (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん(プロフ) - itoshi07smileさん» ありがとうございます！嬉しいです！ (2019年4月24日 21時) (レス) id: 97ba7d9845 (このIDを非表示/違反報告)
itoshi07smile(プロフ) - このお話、先がめちゃくちゃ気になります！笑笑 更新、頑張ってください！応援してます！ (2019年4月23日 23時) (レス) id: 70093e49e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年4月9日 21時
