Story.60 ページ11
「お母さん。」
「優太さん、なにかしら。」
「Aさんと話させてもらえませんか？」
「「えっ？」」
そういうと、驚く顔をするお母さんと廉。
「正しくは、Aさんの遺骨に話させてください。なんか、伝わる気がするんです。」
「わかったわ。」
.
.
A、元気にしている？
手紙と指輪、ものすごく嬉しかった。
どっちも大切にするね。
Aがいなくなった世界で、俺は生きていけるのか不安だった。
けど、指輪と手紙を頼って、頑張りたいと思う。
あと、A。
俺はなりたいものが決まったよ。
医者になりたい。
医者になって、Aみたいな人を助けたい。
そのために、Aの行きたがってた〇〇大を目指すよ。
俺に夢をくれて、ありがとう。
話は変わるけど、俺の初恋もAだったよ。
入院したときに、たまたまAを見つけて。
一目惚れっていうものをした。
だから仲良くなれて嬉しかったし、10年後ぐらいにまさか恋人になれるとは思ってもみなかった。
Aの初恋も俺だと知って、嬉しかった。
あと、1つだけ言わせてね。
俺の彼女は、永遠にAだから。
手紙に好きな人を見つけて、幸せな家庭を築いて、と書かれていたけど、その願いは聞けない。
だって、好きなんだもん。
だから、そのことを忘れないでほしい。
Aと出会えて、Aと付き合えて、本っ当によかった。
Aがいない人生が始まるけど、俺はAの分まで生きるから。
天国に行っても、生まれ変わっても、Aと恋人になれるといいな。
A、元気でね。
いつか絶対会おうね。
.
新作ができました！
Securet
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/hinahina1126/
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ゆみゆみ(プロフ) - 平野紫耀くん、読んでみたいです！ (2019年4月4日 21時) (
レス) id: 32b3ddfaef (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん吉(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！次回作、ぜひ神宮寺くんで読んでみたいです♪ (2019年4月4日 20時) (レス) id: fbd78dfb1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひーちゃん | 作成日時：2019年3月5日 20時
