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「え？Aちゃんのこと？」
「あ、別に変な意味はないんだけどね。ただ、気になって。」
うっちーは特に怪しむ様子もなかったけど、一応付け足した。
変に怪しまれて、誤魔化されても困る。本当のことが知りたいから。
ま、うっちーだからそれはないと思うけど。
「今でも好き？」
「………どうだろ。俺にもわかんない。大好きっちゃ大好きだけど、俺に好きでいる資格はあるのかなぁって。」
うっちーは即答しなかった。
河野先輩が東京に行く前までの彼なら、誰にどう聞かれようと即答していたと思う。
「なんで資格？好きでいるのに資格なんていらないでしょ。」
「………俺さ、Aちゃんがいっちばん辛い時になにもしてあげられなかった。Aちゃんね、本当は地元の大学を受験する予定だったの。
けど、直前で変えて。それって深田のことがあったから以外に理由がなくてさ。俺がその時なにかしてあげてたら、
Aちゃんは今でも俺の側にいてくれたかもしれない。だから、こうなったのは俺のせい。」
うっちーは自分を責めていた。彼はなにも悪くないのに。
けど、それを否定してあげることはできなかった。
理由は俺にもわからなかった。
「………うっちー。河野先輩に会えるなら会いたい？」
俺はあえて、"探してる？"ではなく、"会えるなら会いたい？" と聞いた。
そして、その答えは即答だった。
「うん、会いたい。会って、元気か確認したい。」
「うっちー。」
「ん？」
「河野先輩、元気だよ。」
「………え？」
「会ったんだ、俺が河野先輩に。」
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ふうか - すごく続きが気になります!!更新！待ってます！ (2021年3月19日 12時) (
レス) id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2021年2月24日 0時
