記念日ぐらいは。【ころん】 ページ16
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今日も駅で待ち合わせ。
遅刻魔の彼はどうせ時間通りにこないだろうなぁと思いながらも、人混みの中を見渡してその姿を探す。
すると、やがてやって来るのは…
「ころちゃんっ!おはよ!」
こ「、、はよぉ〜」
毎朝眠そうな目を擦りながら言うころちゃん。
いつも口悪いけど、朝だけはウトウトしてて可愛いんだぁ。笑
「ころちゃん、寝癖ついてるよ?」
こ「え?んなわけねぇだろぉ!嘘つくな!」
「なんで嘘つかなきゃなんないの!笑」
こ「えぇ〜?もうー、Aあとで直して」
「ふふっ いいよ〜♪」
ぴょこんって はねてる髪…かわいい//
なんか寝癖のせいで目覚めたわ とか言ってるころちゃんを無視して貴重な寝癖姿をパシャリとスマホで撮影。
こ「ていうか何、Aいつもより機嫌よくね?」
「え?そりゃあそうよ!」
こ「…なんかあったっけ。」
いや、まぁ、、、
ころちゃんのことだからいちいち覚えてるわけないとは思ってた私だけども。
「やっぱり分かんないかぁぁあ」
こ「はぁ?分かんねぇよ!」
「大丈夫、そうだと思った。」
こ「なんだよ教えろよ」
そう言うころちゃんに
私は うーん と悩む。
こ「はーやーくー」
「…だめ!やっぱりこれはころちゃんに気づいて欲しい!」
こ「えぇ?」
「頑張って思い出してくださーい。」
こ「ちょっとA〜」
やっぱり知っててほしいじゃん!
だって…
今日は付き合って1年の記念日ですから!!
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作者名:ひなぴ | 作成日時:2018年5月31日 0時