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初めましてオンボロ寮の監督生 ページ5
リリアちゃんとのお茶会の後、僕は例の監督生に会うために、オンボロ寮へ向かうことにした。
「あの寮に行くのは久しぶりだな……、何年ぶりだろう？」
オンボロ寮と呼ばれるほどに廃寮と化してしまったのは、いつからだったけ？
確か、"彼"が行方不明になったあの日からだろうか…
【オンボロ寮入り口】
…うん、見事にボロボロな寮だな。これは、オンボロと呼ぶにふさわしい程にオンボロ過ぎだよ。
こんなとこに、監督生しかも仮にも新入生の子を放り込むなんて…ぜんっぜん優しくなんてないじゃん！！
「…こんにちはぁぁ……、って本当にいるの？」
「はぁーい！…どちら様ですか？」
「ユウ！一体誰が来たんだゾ？？」
寮の奥から出てきたのは、1人の生徒と一匹の猫…しかも喋る猫。
多分、彼らが噂の2人で1人の生徒なんだろう。
「初めまして、僕はシャークネア•レイズ。学園長に頼まれて、君達のお世話をする事になったんだ。よろしくね！」
ユウ…なるほど、ユウって子が噂の監督生ってことかな？
続く
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作者名：白衣カルテ | 作成日時：2020年8月16日 13時
