まじっくぱわー

◎いのおくん×ちねんくん(※) ページ31

やまだside


山「あ、ちょ…っ誰かタオルー！」

中「はいっ、」

高「俺、雑巾かりてくるね、」


バタバタ…バタバタ…


いたじゃんの収録終わりの楽屋。みんながソファーの周りを忙しく動く。


そのソファーにいるのは…


知「…っおえ、っうう…ぐずっ、泣」


そう…JUMPの姫、知念ちゃんです。


収録前から具合悪そうにはしてたんだけど、声をかけても「なんでもない」の一点張り。しょうがないから収録は参加させたけど、楽屋に戻ってきたら急に戻してしまった。


有「知念、大丈夫大丈夫…ゆっくりな、」


知「うぅ…っうえ、泣」


大ちゃんに背中をさすられ、苦しそうに戻す知念。

急だったもんだから、ソファーや床はもちろん、知念自身も手や洋服が汚れちゃってる。


有「ん？…おちついた？」


知「…ん、ぐずっ…」


山「ちぃちゃん、泣かない泣かない。
お洋服替えよ？シャワー入っちゃおうか」


落ち着いたみたいだから、着替えさせるためにシャワールームへ連れていこう。


ぐずってるから、もう1人くらい来て欲しいな…


山「だれか手空いてる人！付いてきて〜」


岡「山ちゃん！俺行くよ。」


圭人が来てくれるみたい。こいつは優しいからな、


圭人と2人がかりで知念を綺麗にして、俺の予備のジャージに着替えさせる。


山「はぁい、おっけい。ちぃ？もう泣かないよ、」


知「…ぐずっ、んん…っ」


シャワーの間も、着替えさせても、ずーっと泣いている知念。申し訳ない、って思っちゃってるんだろうな…


岡「ちぃちゃん、大丈夫だよ。収録がんばったね？かっこよかったよ〜？」


知「ん、泣」


岡「みんなちぃちゃんが頑張ったの知ってるから、迷惑なんて思わないよ…？」


圭人が知念に目線を合わせてしゃがみ、優しく語りかける。不安を拭うような優しいトーンの声に、知念も落ち着いてきたみたいでそろそろ泣きやみそう。


山「よしっ、じゃあみんなのとこ戻ろ？」


知「ん、」


…ん？俺と圭人に手を伸ばす知念。


岡「ふふっ、ちぃちゃん手繋ぎたいの？」


知「…だめ？」



………ずっきゅーん


山「だめなわけないでしょっ！ほら、手つなご？」


やばい、可愛すぎる。

上目遣いて「…だめ？」なんてきかれたらもう！
圭人も顔面崩壊してるよ…笑


右手を俺、左手を圭人に繋いでもらいご満悦な知念を連れ、楽屋に戻った。

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