まじっくぱわー

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やまだside

知「うう…ったぁ、ぃ…ぐずっ、」

吐き気が落ち着いたら、今度はお腹が痛くなってきたみたい。身体を丸めて辛そうに唸ってる。

山「大丈夫大丈夫。トイレは？行ってみる？」

知「ん、いく…っ泣」

山「じゃあ行ってみようね。ちょっとごめんね…よいしょっ」

もう知念は自分で歩く気がないから、ひょいっと抱き上げてトイレに連れていく。

山「1人で大丈夫？」

知「うん…まってて、」

1人で行けるというので、言われた通りトイレの前で待つ。

苦しそうな声が聞こえてきて心配だけど、さすがにいい歳の男ふたりで一緒に入るってのもね…知念も嫌だろうから、笑

15分後、水の流れる音が聞こえて、知念がトイレからでてきた。

うわ、顔真っ青だな…


…ふらっ

山「おっ…と。大丈夫？」

力が抜けちゃったのか扉を開けた勢いのまま俺の方に倒れてきた。

知「…ん、ごめ…っ」

山「謝らないで？知念なんにも悪くないよ。ベッド戻ろうね。」


また抱っこで寝室までもどりベッドに寝かせる。

ちょっと落ち着いたかな…？

山「知念、そろそろ診察頑張れそう？」

知「…えっ、…？」

忘れてたな？笑

山「診察するって約束したじゃん。俺は忘れてないよ？笑

まず、お腹の音きくね。」

知「んっ、んっ…泣」

活発だなぁ…。また痛くなっちゃうかもな…

山「はぁい、次のお口見せて。」
くいっとあごをつかんで、口を開けさせ、舌圧子を滑り込ませる。

知「んっ、…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」

山「ごめんな？もういいよ。


あっ、そうだ。一応熱測っとこう？」

触った感じだとたぶんそんなに高くはないとは思うんだけど…一応ね。

知「いい…ねつない、」

山「よくないよ、笑 ほんとに熱ないか確かめよ？


ちょっとごめんな〜」

知念の耳に体温計を差し込む。ほんの数秒で終わるから、ちょっとくらい暴れられても大丈夫。

まぁ知念はいい子だからそんなことしないけどね。笑 その代わり、しくしく泣いちゃうから可哀想になっちゃう。

今だって…

知「んっ…ぐずっ、ねつ…ないのに、泣」

もうやめようね、って言いたくなっちゃう。笑

pipipi…

山「鳴ったね…ん、そんなになかったね。」

体温は37.5℃で微熱。たぶん胃腸炎だと思うから、辛いけど身体から菌を出しちゃうしかない。これといった薬もないしね。

でもこれだけ吐き下しが激しいと、脱水が心配だなぁ…

点滴…したいな、苦笑

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