いのおくん×なかじまくん ページ14
なかじまside
はぁ…憂鬱だ。
数日前から原因不明の胃痛に悩まされていた。
心配になって、メンバーに相談してしまったのが間違いだった…
伊「裕翔〜準備できた？…ゆーと？」
俺の顔を覗き込む伊野ちゃん。ぼーっとしてて気づかなかった。
中「ん、ごめん。できたよ、」
伊「じゃあ行こっか。ちゃんとご飯抜いてきてくれたよね、？笑」
今から向かうのは診療所。ご飯抜いてきてくれた？っていうのは、その目的が胃カメラだから。
はぁ…ほんとにやだ。
でも、あんまり駄々をこねるのは子供みたいで恥ずかしいから、大人しくついて行く。
そして、あっという間に診療所に着いてしまった。
伊「じゃあまず、軽く診察するね」
中「ん…」
いつもの診察くらいなら頑張れる。でも問題はここから。
伊「よし、次は、時間かかってもいいからこれ全部飲んでね」
差し出されたのは消泡剤。
まずいし、気持ち悪くなるから嫌い。受け取らず、無言の抵抗をした。
伊「ゆーと？これ飲まないと検査できないからさ…嫌なのは分かるけどがんばろ？ゆっくりでいいから」
中「ん〜…っ泣」
伊「泣かない泣かない。俺もずっとそばにいるしさ、一緒に頑張ろ？」
一緒に頑張ろ？なんて優しく背中をさすられながら言われたら、もう頑張るしかなくて。
中「ん…うっ、はぁ…」
ちょっとだけえずいちゃったけど、何とか全部飲めた。
伊「全部飲めたね。えらいえらいっ」
伊野ちゃんはちょっとふざけた感じで、俺の頭を撫でた。いつもの伊野ちゃんで、ちょっとだけ緊張がほぐれた。
伊「じゃあ次。今度は、麻酔のゼリーね。3分くらいかな？喉にためてから飲み込もうね」
中「…まずい？」
伊「これはあんまり味はしないかな。できそう？」
中「がんばる…」
伊「えらいね。じゃあ、お口あーん」
口を開けるとゼリーみたいなのがスプーンで入れられた。喉のけっこう奥まで来て、ちょっと苦しい。
え、3分もこのままなの、？泣
中「んっ、んっ…」
伊「大丈夫大丈夫。苦しいね、頑張れ〜」
伊野ちゃんがずっと声をかけてくれて、ちょっとだけ気が紛れた。
伊「はぁい、いいよ。ごっくんしちゃって？」
中「…んっ」
次は…何するんだろう。胃カメラって前処置も長いから嫌い。
伊「じゃあ、ちょっと左腕見せてね〜」
伊野ちゃんは俺の左腕を取って駆血帯を巻き、肘の裏を何回かなぞった。
……点滴だ、泣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 262人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆう(プロフ) - さささのパスワードおしえていただきたいです。 (2021年1月4日 20時) (
レス) id: 7c2230dbe2 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 岡本ことりさん» 嬉しいお言葉とリクエストありがとうございます！了解です。基本なんでもかけますので、名前呼びさせてみますね…！ (2020年6月8日 17時) (レス) id: 2998a4779e (このIDを非表示/違反報告)
岡本ことり(プロフ) - いつも楽しみにしてます！ いつになっても大丈夫なのですが、知念くんのインフルエンザの検査が見たいです あの、鼻グリグリとするやつめっちゃ痛いので泣かして下さい それでもし良ければ、辛くてちょっと退行気味で自分の事を名前呼びするのが見たいです (2020年6月8日 7時) (レス) id: a5ee927417 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 愛ingさん» リクエストありがとうございます！了解です。順番に書いていきますので少しお待たせしてしまうかもしれませんが、精一杯書かせていただきます！ (2020年6月6日 22時) (レス) id: 2998a4779e (このIDを非表示/違反報告)
愛ing - 山田くん患者、高木くん医者のお話が読みたいです。過労で倒れる感じで、軽く拒食症になりかけてて、少し強めに注意する感じでお願いしたいです。でも最後はいつも通りの優しい高木くんに戻る感じで。 (2020年6月6日 18時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りんご | 作成日時：2020年5月31日 21時
