烏間「俺の生徒は」桃井「反抗期で」菅原「宮城の人に」茅野「よく会うらしい」影山「迷い始める天才少女」パート２

９３ ページ43

単純に、ね




とりあえずは頑張ってみよう




いや、みようじゃない




絶対に俺のものにさせてみせる




ゆっくり歩いていたはずなのにいつの間にか二人に追いついた




A「何話してたの？」




赤葦さんが答えそうになったけど、後ろから背中をポンと押された




業「ちょっと、ね」




木兎「ん？どーでもいーけど早く行こうぜ！！」




赤葦「木兎さん、近所迷惑ですもう少し声のボリューム下げてくれませんか」




赤葦さんは、俺と鬼頭ちゃんが少しでも話す時間をくれたんだ




赤葦さんと木兎さんが先頭を歩き出したから鬼頭ちゃんと一緒に歩く




A「木兎さん、本当にうるさかったんだよ？ｗ岡島君以上に！ｗ」




俺以外の人の話しないでほしい




俺が何もしゃべらないでいると、鬼頭ちゃんが不審そうに顔を覗いてきた




A「カルｍ((業「A」え、？」




俺はしばらくAちゃんの顔を見つめる




業「早くいかないと二人に置いてかれるよー。ただでさえ小さいんだから離れたら迷子になるよ」




ヤバい、名前呼ぶだけだったのにめっちゃ緊張したし




俺らしくない...




A「ちょ、ひどくなーい！！？ｗｗていうか、人そんなに多くないし、迷子になるわけないじゃん！」




こんなに緊張させんのも、こんなに頬が緩むのも、こんなに余裕ないのも、全部




Aちゃんのせいだ

９４→←９２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す