烏間「俺の生徒は」桃井「反抗期で」菅原「宮城の人に」茅野「よく会うらしい」影山「迷い始める天才少女」パート２

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A「私は五感が人並み以上に優れてることはなんとなく気付いてるでしょ？人並み以上にすごくなったの、月が破壊された少し前の時なんだ」









＿＿＿過去＿＿＿




柳沢「家族を幸せにしたいなら、私についてきなさい」




その日、母さんがひどく荒れた時で、家を追い出された日だった




そこに、物凄く優しそうなお兄さんが現れた




それが柳沢




幸せにしたかったからついて行く事にし、実験施設のモニター室に連れて来られる




柳沢「見てごらん。このモルモットを。情けないだろう？君はこのモルモットよりも勇敢で、優れ、家族から尊敬され、家族を幸せにする子に育つよ。私の言う通りにしていればね」




とにかくその時の私には家族を幸せにするって言う言葉に弱かった




だから渡された薬をすぐに体内に取り入れた




柳沢「この薬は、五感が人並み以上になる。だからもしもこのモルモットがここから逃げ出そうとすれば君に捕まえてほしい。それから副作用で記憶喪失の薬が含まれているが、君なら大丈夫だろう」




A「頭が...！ジンジンする...！」




柳沢「その痛みは自分で制御できるようになるまでは続くよ。それがどうしても嫌なら、この施設に通え」




そこにいるのはもう優しそうなお兄さんじゃない




人間を駒としか思ってないゴミクズ野郎だった




柳沢「私の実験を邪魔しないと約束できるなら、この五感を制御できる薬をやろう」




その日から毎日その実験施設に通ってはひたすら監視を続けた




そこにはＥ組の担任雪村先生もいたから暇なときは勉強を教えてもらった




モルモットと呼ばれた彼、死神はとても優しそうな人にしか見えなかった




いや、実際そうだった









＿＿現在＿＿




A「その後は少しいろいろとあって...この先は話せない」




シロが柳沢さんだって事は言っていない




これ以上は柳沢さんの実験の邪魔になってしまうかもしれないから言うことができない




業「ふ〜ん、記憶喪失だったんだからしょうがないか」




A「ううん。記憶喪失じゃなくても言ってなかったと思う」




殺せんせーにバレたらまずいしね




A「とりあえず、今日はごめん。そろそろ帰らないと母さん怒るかもしれないから、帰るね！」

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